2020-11-03 たんぽぽの種 先日息子と一緒に天白川沿いを歩いていました。綿のような一本のたんぽぽの種を見つけました。思わず爪先で種をひと蹴り。子供の頃、たんぽぽの種を見つけては、蹴って種がふわふわと飛ぶのを見ていたのを思い出しました。森の中で突然匂ってくる腐葉土の匂い、ラジオから流れてきた、昔聴いていた曲、カラカラに乾いたケヤキの枯れ葉を握りしめたときの感触。日常の中で不意に見る過去の自分との繋がり。小さいけど嬉々たる瞬間である。これだけでも生きている意味を見出せると思う。